フクシマを核の終わりの始まりに

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 私たち市民は自然に恵まれた宝塚市できれいな空気を吸い、きれいな食べものを食べ、安心して暮らしていきたいと願っています。とくに子や孫や将来世代に誇れる、住みやすい、安心なまちを残すことが大きな願いです。
 しかし、2011年3月11日に発生したマグニチュード9の大地震、それに続く大津波、そして福島第一原発の爆発・メルトスルーによる放射性物質の大量排出は、そのような市民の願いを根底から覆すものでした。いまだに多くの人々が生活を破壊されて筆舌に尽くしがたい苦難の道を歩んでいます。 自然災害は防災に万全を期する以外にありませんが、人災と言える原発事故に関してはそうではありません。地震列島の日本では、いつまた原発震災に見舞われるか分からず、また処理の方法のない放射性廃棄物をこれ以上排出することは人類に対する犯罪だと言っても過言ではありません。叡智を働かせて原発のない社会を作っていくことこそが、子孫や人類・自然に対する今の私たちの責任であると言えるでしょう。
 宝塚市においても他の先進都市にならって、早急に市民生活の省エネルギー化をはかり、また自前のエネルギーを創りだすことにより、持続可能なまちづくりを実現しなければなりません。
 私たちは10年前から、自然エネルギーによるまちづくりの必要性を痛感し、学習会や講演会を開催してきましたが、今こそそれを実現する時だと考え、2011年6月、市議会に請願を出して採択されました。その結果、市の環境部と定期的に話し合いを持つこととなりました。そのなかで、市民が市との協働によってエネルギーの地産地消によるまちづくりを展開するには、社会的信用を得るとともに、安定的、継続的に事業を実施することが必要と考えるに至り、「新エネルギーをすすめる宝塚の会」を立ち上げてNPO法人の認証取得を目指すことといたしました。
 私たちは、エネルギーの地産地消の実現につとめ、将来にわたって安心して暮らせるまちづくりに寄与して参ります。

?2011年5月20日

新エネルギーをすすめる宝塚の会

設立代表者 中川 慶子